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荒野をさまよう。

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2011年 04月 26日

雨・赤毛/サマセット・モーム

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西洋文学はまったくまったーく苦手だったんですが、何故か手にとってみたんです。
そしたら読みやすいのなんのって、訳された中野さんがいいのかなw


初めてのモームは「雨」「赤毛」「ホノルル」の短編小説から入りました(^O^)
3作品とも結末が衝撃的で、予想ができなかったです。


「雨」では宣教師が、女を教化しようと連日祈り力を尽くすけど、無理でした・・・
最後の結び方が女の言葉と「一切がはっきりしたのだ。」で終わっており、こんな終わり方は初めてなのでゾクッとしちゃいました(*^o^*)


「ホノルル」も結末がどくとくで面白く、読んでて笑ってしまう箇所がいくつかw
ホノルルで見た日本人の事が書いてありました、「例によってニヤニヤと薄笑いだが、服装の方は、真白の麻服などを着込んで、案外に小ぎれいだし、細君であろう、和服を着て、背中に赤ん坊を背負ったのが、一、二歩おくれてあとからついてゆく。日本人の子供たちは、明るい色の服を着て、小さな頭をきれいに丸刈りにしているのが、まるで奇妙な人形そっくりに見える。」と。昔の日本人のイメージそのままやんっっ!ホノルルへ行くような日本人だもの、お金持ちだったよね。
じゃなくて、モームは意地悪だ。まぁ見たままなんだろうけどね。
さらに、中○人コックのブサイクぶりをかなりひどく書いてあるのも、太宰治を思わせましたw「ひどいなぁ〜けど笑える」って感じです。


西洋文学は最後まで読めたことがなかったので、今回読めたことが、また違う作品にもトライしてみよう!って気持ちになりました。
とにかく読みやすかったし、結末がおもしろいのでオススメです♪♪

なんてゆうか、いつもうまく感想が書けない自分の表現力の無さにゲンナリします。が、書評ではなく単なる読んだシルシなのでご勘弁を・・・

by sayawater | 2011-04-26 18:22


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